
コンクリート保護材 シリーズ
ハイドロ・スカイ シリーズ
塗るだけで、コンクリートを長寿命化する。
コンクリートのアルカリ性を回復させ、劣化を抑えながら長寿命化する浸透型の保護材です。SKY-SPを核に、SKY-GS・G1・CSPの4製品で基礎からクラック補修まで対応します。
シリーズの核となる SKY-SP。水をかけた実証実験は「効果・試験データ」タブでご覧いただけます。
シリーズの核となる SKY-SP。水をかけた実証実験は「効果・試験データ」タブでご覧いただけます。
| 製品構成 | SKY-SP(中性化抑止・基本)/SKY-GS(撥水保護)/SKY-G1(表面強化)/SKY-CSP(クラック補修) |
|---|---|
| 主な効果 | 中性化の抑止・回復/防水・止水/鉄筋の防錆・爆裂防止/撥水保護 |
| 試験データ・登録 | 第三者試験(中性化ゼロ回復・止水率99.8%)/NETIS登録技術 KT-160095-VR |
| 適用 | 住宅基礎(新築・リフォーム)/擁壁・RC構造物/駐車場・土間/クラック補修・止水 |
| 採用実績 | 東京駅 丸の内駅舎/髙島屋 東京店/某鉄道会社 地下鉄駅/新築・リフォームの住宅基礎 |
シリーズ4製品の役割
SKY-SPが基本です。ひび割れがあればSKY-CSPとSKY-G1で補修し、仕上げにSKY-GSで撥水保護します。

けい酸塩系劣化防止剤・水性無機無溶剤
コンクリートに塗布すると毛細管現象で内部へ含浸し、遊離アルカリと水分に反応してアルカリ性を回復します。躯体内部でゲル化・結晶化を繰り返して止水・防水効果を発揮し、爆裂現象やエフロレッセンスの防止に効果的です。
中性化抑制/防水・止水/コンクリートの緻密化
製品仕様を見る →
撥水・防水の表面保護材
コンクリート・モルタル面に塗布すると徐々に浸透して防水効果を発揮します。表面に造膜して防水するものとは異なり躯体に浸透して防水するため、耐久性に顕著な差が出ます。エフロ対策・塩害・硫酸塩・凍害防止に。
撥水・防水/中性・無機質/環境配慮
製品仕様を見る →
防水・防塵・強化剤/コンクリート混和剤
コンクリート・モルタルに混和、またはプライマーとして浸透し、亀裂内部の空隙細部まで充填して不足したカルシウムを付与します。ハイドロフィット工法ではSKY-CSPの練り水として使用します。
表面強化/防塵・防汚/施工性
製品仕様を見る →
微粉末シリカ配合高炉スラグセメント(粉体)
コンクリートのひび割れ注入・止水用注入材です。SKY-G1と練り合わせたスラグペーストを注入し、劣化した部分や空洞化した部位を内部から補修します。結晶鉱物が進行するほど強度が増し、透水係数が低くなります。
内部強化/クラック補修/結晶化反応
製品仕様を見る →中性化を抑止・回復し、防水・止水。住宅基礎はこれが基本です。
SKY-SP(中性化回復)→ SKY-CSP(補修材)→ SKY-G1(下地強化材)の組み合わせで、クラック補修や内部空隙の充填に対応します。
撥水保護をご希望の場合は、SKY-SPの後にSKY-GSを施工することで、コンクリート表面の撥水・表層保護が可能です。
出典:HYDROSKYシリーズ概要/ハイドロ・スカイ SKY-SP 戸建て向け説明資料/各製品取扱説明書
コンクリートの寿命を縮める最大要因は「中性化」です。
コンクリートは本来、強いアルカリ性を持っています。このアルカリ性によって、内部の鉄筋は錆びにくい状態に保たれています。しかし時間の経過とともに、コンクリート内部に空気中の二酸化炭素や水分が侵入し、アルカリ性が徐々に失われる「中性化」が進行します。
中性化が進むと鉄筋は錆びやすくなります。鉄筋が錆びて膨張するとコンクリートにひび割れが発生し、やがて爆裂現象へとつながります。コンクリートには「空隙」と呼ばれる小さな隙間が無数に存在し、この隙間から水分や炭酸ガス、塩化物イオンなどが内部へと侵入します。
- 中性化 → 鉄筋腐食 → ひび割れ → 爆裂(剥離)

SKY-SPのはたらき。浸透・反応・結晶化。
塗るだけで内部へ含浸し、アルカリ性を付与します
SKY-SPを塗布すると微細な隙間に含浸します。水分に反応してゲル化して充填し、同時に遊離アルカリ・水分と反応してアルカリ性を付与します。その後結晶化して躯体を緻密化し、水分の浸入を阻止しつつ、水蒸気は外部へ放出します。
残留した成分が徐々に反応を継続するため長期的な効果の持続が期待でき、コンクリートの長寿命化に寄与します。

5つの効果
塗るだけで、コンクリートの内側から次の5つのはたらきが生まれます。
- アルカリ度の回復と中性化の抑止中性化で失われたアルカリ性を回復し、進行を抑えます。第三者試験では、中性化深さのゼロ回復を実測しました。
- コンクリートの緻密化内部でゲル化・結晶化して微細な隙間を埋め、組織を緻密にします。
- 防水・止水水の侵入を防ぎながら、湿気は外へ逃がします。
- 鉄筋の防錆と爆裂の防止鉄筋を守るアルカリ性を保ち、錆による膨張とひび割れ・爆裂を防ぎます。
- 構造物の耐久性向上残った成分が少しずつ反応を続けるため、長期的な効果の持続が期待できます。

水は防ぎ、湿気は逃がす「透湿性」
透湿性とは、水は通さないが水蒸気(湿気)は通す性質のことです。基礎コンクリートの内部には常に湿気が存在します。透湿性がない一般的な塗料で密封すると、内部の湿気が逃げ場を失い、膨れ・剥がれの原因になります。
SKY-SPは塗膜をつくらず内部で結晶化するため、水はブロックしながら湿気は排出する呼吸構造を保ちます。塗布面には有機系・無機系いずれの塗料も塗装できます。

早く施工するほど、性能維持期間が長くなります
グラフは、コンクリートの性能の変わり方を示した概念図です。何もしなければ性能は下がり続けますが、中性化抑止・表面保護の工事をすると低下がゆるやかになり、予定の耐用年数まで性能を保ちやすくなります。
- 新築のときいちばん性能が高い状態から、劣化を防ぐ基礎の内側と外側の両方に施工できるのは新築のときだけです。性能を保てる期間が、もっとも長くなります。
- リフォームのとき劣化が進んでいても、回復させてから守るSKY-SPは、中性化で失われたアルカリ性を回復させます(第三者試験で中性化深さのゼロ回復を実測)。性能を引き上げたうえで、そこから劣化しにくい状態にできます。ひび割れはSKY-CSPとSKY-G1で補修します。
新築なら予防として、リフォームなら回復と予防を兼ねて。どちらの場合も、施工したときから劣化しにくい状態をつくり、基礎の長寿命化が期待できます。
※効果の出方は、コンクリートの状態や環境によって異なります。条件によっては完全に回復しない場合もあります。

一般的な防水材との違い
ハイドロ・スカイ SKY-SP
内部へ浸透して反応し、内側から保護する
- 毛細管現象で躯体内部へ含浸し、遊離アルカリ・水分と反応して結晶化します
- 中性化で失われたアルカリ性を回復(再アルカリ化)します
- 塗膜をつくらないため見た目が変わらず、湿気は外へ逃がします
- 塗布面には水性・油性いずれの塗料も塗装可能。上塗り材の密着も向上します
- 水性・無機・無溶剤。危険物表示・有害物質表示とも該当なし
一般的な防水材・塗装
表面に膜をつくって保護する
- 効果はすぐに発揮されますが、紫外線劣化による損傷や塗膜の剥がれにより防水が失われます
- 数年ごとの塗り替えが必要になります
- 透湿性が低い場合、内部に水分が滞留して膨れ・剥がれが発生します

出典:ハイドロ・スカイ SKY-SP 戸建て向け説明資料/ハイドロフィット工法の要約(防水と止水の違い)/基礎ロングライフシステム
効果は、第三者試験の実測値でご説明します。
「絶対に割れない」「永久保証」とは申し上げません。根拠は第三者試験と採用実績です。
撥水試験。水をかけると、違いが見えます
同じコンクリート試験体3つに水をかけた比較です。無処理は水が染み込んで濡れ色になり、SKY-SPを塗ったものは吸水が抑えられて表面に水が残り、SKY-SP+SKY-GSは水が玉になって弾きます。

中性化ゼロ回復(劣化部の再アルカリ化)
既に中性化が進行したコンクリート供試体に各製品を塗布し、塗布後の中性化深さの変化を測定した比較試験です。浸透性改質剤6社の比較の中で、SKY-SPのみ中性化深さが計測限界以下(ゼロ)まで回復しました。条件次第で完全回復しない場合もあります。
止水性能。合格基準70%に対し平均99.8%
某鉄道会社の「箱型トンネル補修材料 通水型止水性確認試験」(一般財団法人 東海技術センター実施・2021年2月)で、試験体ごとの止水割合は99.3%/100.0%/100.0%。室内試験は合格、現地施工は可の判定でした。
※中性化・止水の第三者試験報告書は社外秘・参考資料のため一般公開していません。取引先さま向けの「効果・試験結果まとめ」に収録しています。
住宅基礎向けのパッケージは「基礎ロングライフシステム」へ。
3プラン(ベーシック/プロテクト/プレミアムコート)と参考価格・提案書をまとめた事業者さま向けサービスです。
用途

住宅基礎(新築)
基礎の内側と外側、両方への全面施工が唯一可能なタイミングです。型枠解体後に洗浄し、刷毛・ローラー・噴霧機でSKY-SPを塗布します。

住宅基礎(リフォーム)
外壁塗装と同時に、基礎の外側から施工します。足場は不要で、既存の職人がローラーで施工できます。

擁壁・RC構造物
RC擁壁・橋梁基礎・鉄道床版・トンネル・頭首工など、コンクリート製構築物の劣化防止・白華防止に。

駐車場・土間コンクリート
防湿・防汚・表層の緻密化に。上塗り材の密着が向上するため、塗装の下地処理としても有効です。

ブロック・レンガ・タイル・石材
天然・人工石、ブロック、レンガ、タイルの劣化防止・白華防止・防汚に。

クラック補修・止水(ハイドロフィット工法)
漏水やひび割れには、無機質材料による含浸複合注入工法。地下鉄などの過酷な環境をはじめ、公共工事から民間インフラまで採用されています。
目的別の使い分け
| 目的 | SKY-SP | SKY-GS | SKY-G1 | SKY-CSP |
|---|---|---|---|---|
| 中性化の抑止・回復(再アルカリ化) | ◎ | |||
| 防水・止水(内部の緻密化) | ◎ | ○ | ||
| 撥水・汚れにくさ(表面保護) | ◎ | |||
| 塩害・凍害・エフロ対策 | ○ | ◎ | ||
| 表面強化・防塵 | ◎ | |||
| ひび割れ補修・注入止水 | ○(一次液) | ◎(練り水) | ◎ |
◎=主な用途 ○=併用で効果(製品取扱説明書・HYDROSKYシリーズ概要より)
新築でも、リフォームでも。

新築時
基礎の内側・外側 全面施工
基礎の内側と外側の両方に施工できるのは新築時だけです。コンクリート打設後、型枠解体後の適切なタイミングで塗布します。予防効果が最大になります。
愛媛・武村工務店さまでは「基礎が、いちばん大事なんです。」と、新築住宅の基礎に内外両面で施工いただきました。




リフォーム時
外壁塗装と同時施工
外側からのみの施工になりますが、SKY-SPの浸透・含浸性能により表面から内部へ効果を及ぼします。外壁塗装と同時に施工することで、住まい全体の保護と美観をまとめて整えられます。
別々に施工するより職人の人件費を抑えられるため、同時施工の方がコスト効率が高くなります。基礎は地面から立ち上がる部分のみのため、足場は不要です。



工務店さまにとっての価値
足場を必要としない
基礎は地面から立ち上がる部分のみ。外壁塗装やリフォームと同時に施工すれば、足場・出張・段取りの費用を二重にかけずに済みます。
セットで追加受注
外壁塗装の商談にそのまま乗せられる提案です。お客様には割安に、事業者には高効率な追加受注になります。
既存の職人で施工可
ローラー・刷毛で塗るだけ。特別な資格は不要で、施工要領書に沿って既存の職人がそのまま対応できます。
「基礎まで守る会社」という独自ポジション
外壁だけの提案から一歩踏み込み、価格競争ではなく価値で選ばれる会社へ。
製品仕様
SKY-SP中性化抑止剤(けい酸塩系劣化防止剤)
| 用途 | コンクリート・モルタル、天然・人工石、ブロック、レンガ、タイル、鉄道床版、橋梁基礎、RC擁壁、トンネル、頭首工等コンクリート製構築物目地の劣化防止・白華防止、レイタンス処理、防湿、防汚に用いる。 |
|---|---|
| 主成分 | アルカリ金属塩+珪酸化合物+高反応性無機触媒 |
| 性状 | 1液性 |
| 荷姿 | 20kg入り・2kg入り |
| 色相 | 無色透明又は半透明液体 |
| 比重 | 1.03~1.15(20℃) |
| pH | 10.0~12.0(強アルカリ性) |
| 溶媒 | 水 |
| 危険物表示 | 該当無し(無機溶剤/有害物質表示 該当無し) |
| 標準使用量・使い方 | 0.12~0.25kg/㎡(基礎高300mmの場合、1kg当たり約13.3~27.8m)。別資料の施工要領では「1㎡当たり0.15~0.25kg、平均して0.2kgは塗布すること」。ローラー・ハケ・噴霧器で塗布し、躯体に充分含浸させる。 |
| 注意 | SKY-SPはアルミを変色させる作用があり、高アルカリ性のため植物を枯らす恐れがあります。植栽・ガラス(窓・車の窓)・自動車・アルミサッシは飛沫がかからないよう養生してください。塗布面は雨や雪から12時間は養生します。下地洗浄に酸洗いをすると躯体内部に酸が残り白化の恐れがあります。 |
出典:製品取扱説明書/ハイドロ・スカイ SKY-SP施工要領書(アミカ・エコテック版)
SKY-GS無機質浸透性/シリコーン系保護防水剤
| 用途 | コンクリート・土木用防水剤。エフロ対策・塩害・硫酸塩・凍害防止 表面保護材。 |
|---|---|
| 主成分 | 変成シリコン+高分子ポリマー化合物 |
| 性状 | 1液性 |
| 荷姿 | 20kg入り・2kg入り |
| 色相 | 乳濁液 |
| 比重 | 1.05~1.12(20℃) |
| pH | 6.0~6.5 |
| 伸び率 | 250~260%(25℃) |
| 溶媒 | 水 |
| 標準使用量・使い方 | 下地コンクリートは十分乾燥させてから塗布が効果的。一般的な塗布量は 0.12~0.25kg/㎡(防水目的の場合はこの限りではない)。ローラー・ハケ・噴霧器で塗布する。 |
出典:製品取扱説明書
SKY-G1コンクリート表面含浸材(防水・防塵・強化剤)
| 用途 | コンクリート・モルタルに混和。亀裂補修・白華防止、表層保護、防湿、防水。表面を緻密化し、耐摩耗性・防塵性・耐久性を向上。 |
|---|---|
| 主成分 | カルシウム水溶液+反応性無機触媒+界面活性剤 |
| 性状 | 1液性 |
| 荷姿 | 20kg・2kg 入り |
| 色相 | 半透明液体 |
| 比重 | 1.04~1.14(20℃) |
| pH | 5.8~6.8(弱酸性) |
| 溶媒 | 水 |
| 標準使用量・使い方 | 一般的な塗布量は 0.12~0.25kg/㎡(防水目的の場合はこの限りではない)。ローラー・ハケ・噴霧器で塗布。セメントに混和の際は、水の代わりに使用するか、場合により2~3希釈して使用する。 |
出典:製品取扱説明書
SKY-CSP内部強化・クラック補修材(微粉末シリカ配合高炉スラグセメント)
| 用途 | コンクリートのひび割れ注入、止水用注入材。ひび割れを補修し、内部から強度と耐久性を高める。 |
|---|---|
| 性状 | 粉体 |
| 荷姿 | 4kg入り(公式サイト表記は 20kg/10kg) |
| 比重 | 2.01~2.65(20℃) |
| pH | 10.0~12.0(強アルカリ性) |
| 平均粒度 | 2.8μm~6.4μm |
| 曲げ強度 | 5N/mm²~8N/mm² |
| 付着強度 | 1.8N/mm²~2.2N/mm² |
| 溶媒 | 水・SKY-G1 |
| 標準使用量・使い方 | 注入用ペーストは60~80%のSKY-G1で練り合わせ。亀裂・ひび割れ補修は40~60%のSKY-G1で練り合わせる(SKY-CSP:SKY-G1=10:5~6 でスラグペースト注入/10:4~5 で擦り込み)。ペーストは20分程度で注入できる量を混練する。 |
出典:製品取扱説明書
標準施工フロー【リフォーム】外部基礎施工の場合
STEP 1施工箇所の洗浄・清掃
経年・劣化・汚染した施工面は中圧水洗して付着物を取り除きます。ホコリ・エフロ等の不純物をブラシ・ワイヤーブラシ・スクレーパーで取り除きます。エフロの付着がひどい場合はグラインダーで入念に除去します(除去不十分だとSKY-SPの含浸を阻害します)。
STEP 2施工範囲外の養生
材料が飛散しないように施工範囲外の養生を行います。特にガラス・ステンレス・アルミ等には材料が付着しないよう留意します。SKY-SPはアルミを変色させる作用があり、高アルカリ性のため植物を枯らす恐れがあります。植栽・ガラス・自動車・アルミサッシは飛沫がかからないよう養生します。
STEP 3SKY-SP塗布
躯体表面に刷毛・ローラー刷毛を用いてSKY-SPを塗布し、含浸させます。使用量は0.12〜0.25kg/㎡を目安とします(基礎高300mmの場合、1kg当たり約13.3〜27.8m)。下地洗浄後でも塗布可。下地が乾いていた場合は散水等を行い湿潤状態にすると浸透性が良くなります。
STEP 4清掃・事後処理
養生を撤去し、使用器具を水洗いします。塗布面は雨や雪から12時間は養生します。
標準施工フロー【新築】基礎の内側・外側 全面施工の場合
STEP 1施工箇所の洗浄・清掃
基礎型枠解体後、汚れ・ホコリ等の不純物をブラシ、ワイヤーブラシ等で取り除きます。新設の打放し面は型枠の離型材を除去する目的で中圧水洗を行います。
STEP 2SKY-SP塗布(施工範囲外の養生)
躯体表面に刷毛・ローラー・噴霧器を用いてSKY-SPを塗布し、含浸させます。使用量は0.12〜0.25kg/㎡を目安。充電式噴霧機の場合、施工範囲外(近隣の建物)へ飛散しないよう十分に注意します。使用後の機器は速やかに水循環洗浄を行います。
STEP 3清掃・事後処理
養生を撤去し、使用器具を水洗いします。
中性化抑止工事と表面仕上げ工事を併用する場合は、SKY-SP塗布後に躯体表面が完全に乾燥してから表面仕上げ工事を行ってください。
副資材

ブラシ
施工面の清掃

ワイヤーブラシ
エフロ・付着物の除去

スクレーパー
ケレン

ローラー・刷毛
SKY-SP塗布

ローラーバケット・バケツ
材料の小分け・工具の洗浄

充電式噴霧機
新築時の全面塗布等に使用。施工範囲外へ飛散しないよう十分に養生
施工上の注意
温度・気象条件
- 施工面が50℃以上の場合は、たっぷり水をかけて冷やすか日陰部分から塗布する(施工箇所を散水して躯体を冷やしてから使用)。
- 冬、施工時が常温であっても夜間に0℃以下(SKY-GSは5℃以下)になる場合は、施工直後に強制乾燥を行う。
- 0℃以下での保存および施工は行わない。凍結した材料は使用しない。
- 塗布後に低温(5℃程度)又は氷点下になる恐れがある場合は施工を避けるか、温風等で強制乾燥をさせる。
- 降雨予想の時は施工を避ける(気象情報は重要)。塗布面は雨や雪から12時間は養生する。
養生(付着・飛散防止)
- 施工範囲外への付着・余剰分は速やかに濡れたウエス等で拭き取る。
- ガラス、ステンレス、アルミ、植栽等に付着させない/養生する(付着すると基本的に落ちません)。
- SKY-SPはアルミを変色させる作用があり、高アルカリ性のため植物を枯らす恐れがある。植栽(植木・鉢植え・花壇)・ガラス(窓・車の窓)・自動車・アルミサッシは飛沫がかからないよう養生する。
- 充電式噴霧機の場合、施工範囲外(近隣の建物)へ飛散しないよう十分に注意・養生する。
下地処理・塗布
- SKY-SPは珪酸塩のため、施工前に下地を湿らせる。下地が乾いていた場合は散水等で湿潤状態にすると浸透性が良くなる。
- 経年・劣化・汚染した施工面は中圧水洗して付着物を取り除く。エフロの付着がひどい場合はグラインダーで入念に除去する(除去不十分だとSKY-SPの含浸を阻害する)。
- 下地洗浄に酸洗いをした場合、躯体内部に酸が残り白化の恐れがある。
- 塗布面のオイル・グリース・離型剤等を取り除けない場合は、その周辺より浸透させる。
- SKY-GSは下地コンクリートを十分乾燥させてから塗布が効果的。
- 中性化抑止工事と表面仕上げ工事を併用する場合は、SKY-SP塗布後に躯体表面が完全に乾燥してから表面仕上げ工事を行う。
混和・注入(G1/CSP/ハイドロフィット工法)
- SKY-G1は必ず良く振ってから使用する。セメントに混和の際は水の代わりに使用するか、場合により2~3希釈して使用する。SKY-SPと併用する場合は事前に硬化度合いを確認する。
- SKY-CSPは粉体のため保管に注意。長期間(3ヶ月以上)の保管は避け、小袋(2kg)は開封後速やかに使い切る。
- 注入用ペーストは60~80%のSKY-G1で練り合わせ、亀裂・ひび割れ補修は40~60%のSKY-G1で練り合わせる。漏水・ひび割れ状況により注入プラグを選定する。
- ハイドロフィット工法では、ペーストは20分程度で注入できる量を混練する。
保管・取扱い・安全
- 使用期限は未開封で1年を目安(開封後は早めに使用)。
- 開封後は速やかに使い切る。残剤は元の容器に戻さず、小さい容器に移し替えて空気を除去し密封保管する。
- 0℃以下での保管は不可(凍結厳禁)。直射日光を避け、子供の手の届かない所に保管する。
- 高アルカリ性(PH12前後)のため、肌に付着したらすぐに水洗いする。基本的に手袋を使用する。
- 万一、目に入った場合は大量の水で洗い、医師に相談する。
- 使用した器具・機材は速やかに水で洗い落とす(再使用が可能)。
- 危険物表示:該当無し/溶剤区分:無機溶剤/有害物質表示:該当無し(特別危険性はなく、施工上の注意を厳守)。
施工後・降雨対応
- 塗布直後に雨などで濡れた場合:水性なので水に溶ける。夕立など突発的降雨の場合は、雨が乾いたあと再度塗布することで回復できる。
- 塗る道具:外壁など大きい面は噴霧(エアレスガン)が効率的。刷毛やローラーも効果的。
- 水性のため、特に冬場の保管に注意する(凍結した材料は使用できない)。
出典:SKY-SP/SKY-CSP/SKY-G1/SKY-GS 製品取扱説明書、ハイドロ・スカイ SKY-SP施工要領書
ハイドロフィット工法(含浸複合注入工法)NETIS KT-160095-VR
「ハイドロ・スカイ」などの無機質系材料を活用し、コンクリート構造物の漏水を根本から止水・補修する独自の工法です。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されており、地下鉄などの過酷な環境をはじめ、全国の公共工事から民間インフラまで幅広く採用されています。
施工の流れ(穿孔・注入・擦り込み・含浸)は以下のとおりです。使用製品:SKY-SP/SKY-G1/SKY-CSP。
- 亀裂調査・診断
- 亀裂表面清掃
- 穿孔箇所マーキング → 振動ドリルで穿孔
- 穿孔箇所に1次液充填(SKY-SP塗布)
- 注入プラグの取付・固定
- スラグペースト混練(SKY-CSP:SKY-G1=10:5~6)
- スラグペースト注入(手押ポンプ/ケミカルポンプ)
- リターン確認 → 注入プラグの取り外し → 機材・器具を水洗い
- 穿孔・亀裂箇所の擦り込み・パテ箆擦り込み(SKY-CSP:SKY-G1=10:4~5)
- けい酸塩系含浸で補修部分の固定(SKY-SP塗布)
よくある質問
Q効果はどの程度持続しますか? 保証はありますか?
保証はございません。地震など外的要因によるクラック発生の可能性も否定できません。代わりに、第三者試験の実測値と採用実績でご説明しています。SKY-SPは残留成分が徐々に反応を継続するため、長期的な効果の持続が期待できますが、期間を確約することは当社のスタンスとして行っておりません。
Q中性化を「ゼロに回復」するとはどういうことですか?
既に中性化が進行したコンクリートにSKY-SPを塗布すると、含浸した成分が水酸化カルシウムと反応し、アルカリ性成分(水酸化ナトリウムなど)を生成します。これにより、中性化した領域が再びアルカリ性に戻ります。大里農地防災事業所関与の第三者比較試験では、浸透性改質剤6社の中でSKY-SPのみが中性化深さをゼロまで回復させた唯一の製品でした。ただし、条件次第で完全に回復しない場合もあります。
Q「透湿性」とはどういう意味ですか?なぜ重要なのですか?
透湿性とは「水は通さないが、水蒸気(湿気)は通す」性質のことです。基礎コンクリートの内部には常に湿気が存在します。透湿性がない一般的な塗料で密封すると、内部の湿気が逃げ場を失い、膨れ・剥がれの原因になります。HYDROSKY®の基礎ロングライフシステムは「水はブロックし、湿気は排出する」呼吸構造を実現しているため、長期間安定した保護効果が持続します。
QSKY-SPとSKY-GSの違いは何ですか?
SKY-SP(コンクリート中性化抑止剤/保護延命剤)は珪酸塩系。コンクリート内部に含浸し、化学反応でC-S-Hゲルを生成してコンクリートを緻密化・再アルカリ化します。中性化抑制・防水・長寿命化が主な効果です。SKY-GS(無機質浸透性/シリコーン系保護防水剤)はシリコーン系。コンクリート内部に浸透して撥水層を形成し、雨水・塩化物イオンの侵入を防ぎます。SP施工後に追加で使用することで、さらなる防水・撥水性能が得られます(プロテクトプラン)。
Q施工は難しいですか?特別な資格は必要ですか?
SKY-SP・SKY-GSはローラーや刷毛で塗布するだけのシンプルな施工です。特別な資格は不要です。取り扱い開始時に施工要領書をご提供します。希釈割合・塗布量・乾燥時間・注意事項を記載しています。不明点はメール・電話でサポートいたします。
Q新築時とリフォーム時で施工の違いはありますか?
新築時は、基礎の内側・外側の両面への全面施工が可能な唯一のタイミングです。コンクリート打設後、適切なタイミングで塗布します。予防効果が最大になります。リフォーム時(外壁塗装との同時施工)は、外側からのみの施工になりますが、SKY-SPの浸透・含浸性能により、表面から内部へ効果を及ぼします。別々に施工するより職人の人件費を抑えられるため、同時施工の方がコスト効率が高くなります。
Q古い基礎や劣化が進んでいる基礎にも施工できますか?
はい、施工可能です。SKY-SPは「中性化ゼロ回復」を実測した製品であり、既に中性化が進行した躯体への再アルカリ化効果が確認されています。はつり・打替えなしで延命効果が期待できます。ただし、劣化の程度によっては事前に清掃・ひび割れ補修(SKY-CSP)を行う必要があります。詳しくは施工要領書またはお問い合わせください。
Qなぜ「保証」ではなく「試験データ」で説明するのですか?
「絶対割れない」「永久保証」という言葉を掲げる商材は多くありますが、実際にはそのような約束は難しいものです。当社は過大表現を避け、第三者試験の実測値と公的な施工記録を根拠として誠実にご説明することを大切にしています。東京駅丸の内駅舎や某鉄道会社で採用されている実績のある材料であることも、判断材料の一つにしていただければと思います。根拠を示した誠実な説明は、長期的な信頼関係の構築につながると考えています。
Q外壁塗装のリフォームと一緒に依頼できますか?
はい、外壁塗装と同時に施工することで、別々に依頼するより職人の人件費を抑えられるため、コスト効率よく基礎まで保護していただけます。基礎保護は予算に合わせて3段階のプランからお選びいただけます。工務店・リフォーム会社様には、お客様向けチラシや3段階プランのご提案資料もご用意しています。
Q最低発注量・取り扱い条件はありますか?
詳細な取り扱い条件については、お問い合わせフォームまたはメール(info@amica-eco.net)にてご確認ください。まずはお気軽にご相談いただき、ご状況に合わせた形でご案内いたします。
QNETISとは何ですか?なぜ重要なのですか?
NETISとは「新技術情報提供システム(New Technology Information System)」の略で、国土交通省が運営する公共工事等における新技術の活用を支援するシステムです。HYDROSKY® SKY-SPは NETIS 登録番号 KT-160095-VR として登録されています。厳正な審査・評価を経た新技術のみが登録できるため、公共事業での採用実績・信頼性の証明となります。












