課題:コンクリートを打っても止まらない、地下水の噴出
地下鉄の駅構造物には、地盤からの地下水が常に押し寄せます。地下鉄駅では、毎分20L以上の地下水が漏水箇所から噴き出していました。水圧のかかる場所では、モルタルで塞いでも別の弱い箇所から水が回り、押さえ込むだけの止水では追いつきません。
施工:水の通り道で反応させ、内側から塞ぐ
この現場では、ハイドロフィット工法による注入止水工事を行いました。注入した薬液が水の通り道で反応し、漏水経路そのものを内側から充填していきます。噴き出す水を上から押さえるのではなく、水が流れている経路で止めるため、高い水圧のかかる過酷な条件でも対応できます。
効果:大量の漏水が完治
施工記録には、止水後「大量な漏水は完治」と記されています。毎分20L以上という噴出量の現場で漏水を止めきったことは、この工法が持つ止水性能を示す実績です。
関連する試験として、箱型トンネル補修材料 通水型止水性確認試験(一般財団法人 東海技術センター実施、令和3年2月)では、合格判定基準70%に対し平均止水割合99.8%を記録しています。第三者機関による数値が、施工現場での結果を裏づけています。
工務店さまへの提案ポイント
地下鉄という過酷な止水現場での実績と、第三者試験による止水割合99.8%という数値は、住宅の基礎・地下室・水回りの漏水対策を提案する際の裏づけになります。「なぜ止まるのか」を試験データと施工記録で示せることは、お施主さまの不安を解消し、受注につながる説得材料になります。

