課題:長く残すほど、コンクリートは中性化していく
コンクリートは年月とともに空気中の二酸化炭素で中性化が進み、内部の鉄筋を守る力が弱まっていきます。歴史的建造物を次の世代へ残すには、外から見えない躯体の劣化にどう手を打つかが問われます。東京駅 丸の内駅舎の復原・耐震補強保存工事でも、天井裏ドームのコンクリートをどう守るかが課題になりました。
施工:天井裏ドームのコンクリートに SKY-SP を塗布
この現場では、天井裏ドームのコンクリートに中性化抑止剤 ハイドロ・スカイ SKY-SP を塗布しました。けい酸塩系の表面含浸剤で、塗るとコンクリート内部に浸透し、工事記録には「含浸と共にコンクリートの強度が高まる」と明記されています。既存の躯体をそのまま活かしながら手を加えられるため、原形を保つことが求められる重要文化財の現場に適しています。
効果:国の重要文化財で採用・記録された実績
東京駅 丸の内駅舎は国の重要文化財です。最も慎重な判断が求められるこの現場で、中性化抑止剤として SKY-SP が採用され、工事記録に残されました。躯体の中性化を抑えることは、コンクリートと内部の鉄筋を長く守り、建物を次の時代へ引き継ぐことにつながります。
工務店さまへの提案ポイント
基礎コンクリートの中性化対策をお施主さまに提案するとき、判断材料になるのが採用実績です。「東京駅 丸の内駅舎の保存工事で使われた技術です」と、国の重要文化財という最も慎重な現場での記録を根拠に説明できます。住宅の基礎に使う際の安心材料として、お施主さまの納得と受注につながります。

