幼稚園や学校の改修では、見た目とともに、子どもたちが過ごす空間の材料選びも大切です。園舎と教室の床スラブにチャコールペイントを塗り、床板の下から空気環境を整える考え方と、F☆☆☆☆の説明の仕方を紹介します。
幼稚園や学校の改修では、完成したときの見た目とともに、子どもたちが過ごす空間の材料選びにも目を向けたいものです。今回紹介するのは、床の施工面にチャコールペイントを取り入れた事例です。
園舎と教室の床に使われた備長炭塗料
施工事例集には、幼稚園で床面に塗布している写真と、付属小学校の教室床への施工例が掲載されています。普段は意識しにくい床の施工面にも、空気環境を考えた材料を取り入れる使い方です。
塗装するのは床スラブの面です。この上に転がし根太を組んで床板を敷くため、塗装した黒い部分は完成後には見えません。床板の下で、接着剤などから出る化学物質(VOC)を吸着し、空気環境を整える働きが期待できます。
チャコールペイントは、備長炭を配合した水性塗料。調湿・消臭などの特性を活かした空間づくりに使用できます。
F☆☆☆☆を、正しく説明できる材料選び
チャコールペイントのホルムアルデヒド放散等級はF☆☆☆☆です。これはホルムアルデヒドの放散が少なく、その規制による内装の使用面積制限を受けない区分です。
使用する材料の情報と、実際の施工箇所をセットで説明することで、園や学校の担当者にも取り入れ方を具体的に伝えられます。
よくある質問
F☆☆☆☆とは何ですか?
ホルムアルデヒドの放散に関する等級です。放散が少なく、その規制による内装の使用面積制限を受けない区分を指します。チャコールペイントの等級はF☆☆☆☆です。
幼稚園や学校では、床のどこに塗りますか?
床スラブの面に塗ります。施工事例集には、幼稚園で床面に塗布している写真と、付属小学校の教室床への施工例が掲載されています。
塗った黒い色は、完成後に見えますか?
見えません。床スラブの上に転がし根太を組み、その上に床板を敷くため、塗装面は床板の下に隠れます。床板の下で、接着剤などから出る化学物質(VOC)を吸着し、空気環境を整える働きが期待できます。
施工写真は「どこに使ったか」が伝わるように
床への塗装には、施工面と、その上の床仕上げを区別することが大切です。施工写真と完成後の写真を合わせて紹介すると、材料の取り入れ方を具体的に伝えられます。
完成後に目立つ場所だけでなく、建物をつくる過程から空気環境を考える。その提案に、実際の園舎・学校の施工写真が役立ちます。

